ADHDの有名人
2015年5月26日 [ADHD 症状 特徴]

ADHDは大人になったら治るの?
ADHDと診断をされていたり、もしかしたらADHDでは?と思ったりしている場合、「この症状はいつまで続くの?一生治ることはないの?」と心配になってしまいますよね。
一般に成長するにつれて症状は軽減してくるとされています。しかし症状がすっかりおさまる方がいる反面、約束の時間や締切を守れない、片付けられない、ものを失くすことが多いといった症状がのこる「大人のADHD」と言われる方も少なからずいるのも事実です。
職場などで、上手く社会生活が送れるの?
大人のADHDの場合、症状の強弱はあるものの不注意が多く、職場では
ケアレスミスを連発して周囲からあきれられてしまう、家庭では家事がうまく
出来ず家族から文句を言われるなど、やはり生活しにくいと感じることが多
いようです。
軽いADHD症状なら、食事に気をつけることで軽減できる可能性があります。
詳しくはこちらをご参照ください→「生まれつきの問題があっても栄養で軽減できる」
また家族や先生が子供にあった対応方法をとることで、だんだんと症状が出ないようになるケースもあります。
詳しくはこちらをご参照ください→「子供の問題行動にはどう対応すればいいの?」
早いうちから様々な改善方法にトライして、子供に合う方法を探していけ
ば、大人になる前に症状を軽減できるかもしれません。
天才肌のあの人もADHDだった!?
では大人になってもADHD症状が残った場合、困ることばかりなのでしょうか?
聞いたことがある方も多いと思いますが、有名な発明家のエジソンはADHDだったと言われています。他にも坂本龍馬や織田信長、作曲家のベートーベンやモーツァルト、画家のピカソやレオナルド・ダ・ヴィンチ、アメリカ大統領のリンカーン、科学者のアインシュタイン、映画監督のウォルト・ディズニーなど多くの偉人がADHDだったとされています。
確かに「ひとくせ」ありそうな顔ぶれで、正直に言って「落ち着きのある常識人」とはいえそうにない方々です。もちろん書籍や映画、ドラマなどの中でのイメージしか知りませんが・・・。
短所を長所に
坂本龍馬、エジソン、アインシュタインなど先程取り上げた偉人達は確かに衝動的で落ち着きがなく、突拍子もないことを思いついたりするタイプに見えます。
でも、衝動的→行動力がある、落ち着きがない→チャレンジ精神旺盛、突拍子もないことを思いつく→独創的、と短所ともいえる特徴を長所に変えて成功をしているのです。
ADHDの子供は、小さい時から忘れ物などが多くて親や先生から注意をされることが多く、また友達からも変わり者扱いをされるなどの経験から、自分に自信が持てないことが多いものです。
自信が無くてはせっかく持っているチャレンジ精神も大きく育ちません。
ご家族や先生が温かく見守り、サポートをしながら、良いところを毎日何度でもほめることによって自信がつくと、興味があることにはとことん集中できるADHDの方は先程紹介したような偉人達のように大成功する可能性があるのです!
詳しくはこちらをご参照ください→「家族内でルールを決めましょう!」
坂本龍馬の母親は病弱で早くに亡くなりましたが、龍馬が幼いころから姉のオトメが母親代わりとなって龍馬を守り、相談にのったり励ましたりしたことが、のちの龍馬の成功を支えていたというエピソードは有名です。
またご自分の子供時代をモデルにして描いた物語「窓際のトットちゃん」が大ヒットしたタレントの黒柳徹子さんの、あの早口でまくしたてるような話し方もADHDの特徴だそうです。もし黒柳さんが静かに穏やかにお話をする方だったら、今のようなご活躍をなさっていたでしょうか?
*参考:星野仁彦著『それって、大人のADHDかもしれません』(株式会社アスコム)
もちろん全員が「偉人」になれるわけではありませんが、周囲の理解とサポートによって自信をもち、他の人では思いつかないようなアイディアを活かして、持ち前の行動力を発揮すれば、仕事でも家庭でも、いきいきと充実した毎日を送ることが出来るのです。
早いうちからの、子供に合わせた対応やサポートをお勧めします!
●記事の内容はいかがでしたでしょうか?●
もし当記事を読んで少しでも興味をもっていただけましたら、はてなブックマークやツイッター等でシェアをお願い致します。非常に励みになります。

最近の記事
- 2017年4月18日
- ADHD 対応
- 怒鳴ったり、叩いたりは逆効果! 関連
- 2017年4月4日
- ADHDと栄養
- ホスファチジルセリンを食べると、どうなるの? 関連
- 2017年3月21日
- ADHDと栄養
- ご存知ですか?ホスファチジルセリンの多彩な働き 関連