野菜でADHDは軽減できる？！②

野菜でADHDは軽減できる？！②

2015年1月13日 [ADHDと栄養]

生が良いの？加熱した方がいいの？

　野菜を食べるにしても、ビタミンなどが壊されていない生野菜が一番！ということも聞きますし、生よりもカサが減ってたくさん食べられる温野菜の方が良い、とも言いますね。　最近では「酵素」の働きが注目されていて、酵素を摂るためには加熱していないものを食べるのが良いとされています。これもどちらが良いのか、迷いますね。

　結論としては、どちらも正解です。生の方がビタミンや酵素をしっかりと摂取出来ますが、たくさんは食べられません。
また生のままだと苦味や辛味があるものは加熱した方が食べやすいでしょう。生では辛味が強い玉ねぎも十分に火を通すと甘くなりますよね。反対に人参独特のクセは生の方が少ないように感じます。

ほうれん草はいつもおひたし、ということでは飽きてしまいますね。特にADHDのお子さんは飽きっぽくて、新しいものにパッと興味を持つことが多いですから、同じほうれん草でもソテーや、卵焼きに入れる、グラタンの具にするなどバリエーションを付けたり、同じ料理でも盛り付けを変えたりしてみると良いでしょう。

　もちろんブロッコリーなど生食に適さない野菜は、加熱して食べてくださいね。

バランスが大切

　このように、野菜ジュースでは意味がない！とか、野菜は生でなくては！ということはありません。お子さんが食べやすいもの、喜んで食べてくれるものが一番です。
食べたがるものばかりを与えるのは良くはありませんが、かといって好き嫌いもありますから、無理強いをしてはまずます野菜嫌いになってしまします。
　ADHDのお子さんの脳の働きを良くし、精神的に安定させるためには多くの種類のビタミンやミネラルが必要です。多種類の栄養素を摂るためには、多くの種類の食品を食べなければなりません。毎日、多くの種類の野菜を食べるのが難しくても、一週間の中で多くの種類を食べていれば大丈夫です。

　お子さんも、親御さんも食べやすい方法で、出来るだけたくさんの野菜を摂るように心がけましょう。

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